離職防止

退職届が出されたら、慰留はなかなか困難ですよね

堀口 康之

理事長

退職の意思は突然生まれるものではなく、小さな違和感の積み重ねにより「辞めるしかない」と決断した結果です。退職届が出る頃には心は既に離れており、慰留は困難を極めます。会社が注視すべきは、辞める瞬間ではなくその前に出されている小さなサインに気づき、早期に対処することの重要性です。

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退職届が出されたら、慰留はなかなか困難ですよね

第4回

「退職の意志は何故、いつ生まれて、いつ退職届を出す意思決定がなされるのか」

「最近の若い人はすぐ辞める。」

そんな言葉を耳にすることがあります。

しかし、本当にそうでしょうか。

私が10年以上にわたり、2000人以上の働く人たちの話を聴いて感じるのは、「辞めたかった」のではなく、「辞めるしかなかった」というケースが少なくないということです。
そしてそれは、年齢に関係なく起きていることでした。

最初から会社に不満ばかりだった人は、実はそれほど多くありません。

むしろ、期待を持って入社し、「この会社で頑張ろう」と思っていた人ほど、静かに会社を去っていきます。

その背景には、会社が気づいていない小さな違和感が積み重なっているように感じました。

「こんなことを言っても変わらない。」

「迷惑をかけたくない。」

「もう期待するのはやめよう。」

こうした思いが積み重なると、人は意見を言わなくなります。

そして、心だけが先に会社を離れていきます、いうだけ無駄だ、言っても仕方ない・・と。

所が、退職届は、そのずっと後に提出されるものなのです。
私も、30歳の時に転職した経験があるので共感できる部分があります。

会社が見るべきなのは、「辞める瞬間」ではなく、その前にある小さなサインなのではないかと感じました。
サインを見つけ、手を打てばもしかしたら退職届は出てこなかったと思われるケースは枚挙にいとまもありませんでした。

#離職防止#退職理由#組織文化#マネジメント

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